タイトル
     2025 年度 前期  畜産学部 畜産科学課程 日英区分 :日本語 
  
農業システム工学実習   LAB.WORK ON AGRICULTURAL MACHINERY 前期 
講義題目
 
時間割コード 科目分野
65008010  
担当教員(ローマ字表記) メールアドレス
  宮竹 史仁 [MIYATAKE Fumihito], 吉川 琢也 [YOSHIKAWA Takuya], 藤本 与 [FUJIMOTO Atsuru]   miyaf@obihiro.ac.jp
対象学生 対象年次
  3年次 ~
単位数 授業形態
2 実習
授業概要  
生物生産における農業機械の操作や畜産施設の構造、家畜排せつ物などのバイオマスの資源化方法を実際に体験し習得する。「生物生産機械」に関連する実習では作物栽培の作業に用いられる農作業機械(耕うん、整地、施肥、播種、管理、防除、収穫)の機械的構造や運転操作を理解し、土づくりから収穫に至る一連の機械化体系を体得する。また、酪農施設で使用される畜産機械および施設構造を理解する。「生物生産環境工学」に関連する実習では、家畜排せつ物の一連の堆肥化作業体系やバイオマス資源からの化学的抽出などによる資源利用方法を学び実践する。また、実際の堆肥化施設やメタン発酵施設の構造や管理方法を習得する。
 
到達目標  
1.生物生産機械に関連する各種農作業機械や酪農施設の構造、操作方法を理解し、基本的な運転操作技術を体得することができるようになる。
2.生物生産環境工学に関連する家畜排せつ物の資源化方法やバイオマスからの有用成分の抽出、利用方法を実践し、資源循環に関わる基本的技術を体得することができるようになる。
 
授業計画  
1.ガイダンス(実習内容の説明と注意事項、実習場所などについて)【宮竹】
2.[機械系]酪農施設および畜産機械の構造【宮竹】
3.[環境系]家畜排せつ物を利用したメタン発酵施設の構造【吉川】
4.[環境系]堆肥化実習(堆肥材料の調整)および採草地の土壌硬度測定【宮竹】
5.[環境系]堆肥化ロボット施設および育成牧場施設の構造【宮竹】
6.[環境系]堆肥化実習(堆肥の分析)【宮竹】
7.[機械系]トラクタ運転操作(クランク、S字、車庫入れ)【藤本】
8.[機械系]トラクタ運転操作(トレーラのけん引、車庫入れ)【藤本】
9.[機械系]耕うん作業 (プラウの調整法と耕法、作業能率及び諸特性の計測法)【藤本】
10.[機械系]砕土整地作業(各種砕土整地用機械の構造と無人トラクタとの協調作業)【藤本】 
11.[機械系]管理防除作業(ブームスプレーヤの構造と散布量の検定法)【藤本】
12.[機械系]トラクタ内部のデータ解析(CANプロトコルの解析)【藤本】
13.[環境系]バイオマスの化学的利用実習1【吉川】
14.[環境系]バイオマスの化学的利用実習2【吉川】
15.[環境系]バイオマスの化学的利用実習3【吉川】
 
キーワード  
農業機械、畜産機械・施設、堆肥化、バイオマス
 
テキスト・教材  
備考 自作資料などを配布
 
参考図書  
参考書1 ISBN 9784254440287
書名 生物生産工学概論
著者名 近藤 直, 中嶋 洋, 飯田 訓久, 小川 雄一, 清水 浩 出版社 朝倉書店 出版年 2012
備考
参考書2 ISBN 9784765531313
書名 コンポスト化技術
著者名 藤田 賢二 出版社 技報堂出版 出版年 1993
備考
参考書3 ISBN 2300100207728
書名 堆肥等有機物分析法
著者名 日本土壌協会編 出版社 日本土壌協会 出版年 2010
備考
参考書4 ISBN 9784864530576
書名 牛と人にやさしい牛舎づくり
著者名 高橋 圭二 出版社 デーリィマン社 出版年 2018
備考
参考書5 ISBN 9784339066654
書名 農業・食料生産分野におけるバイオマス利用工学
著者名 農業食料工学会生物資源部会 出版社 コロナ社 出版年 2023
備考
参考書6 ISBN 9784782102237
書名 フローチャートで見る食品分析の実際
著者名 真部 孝明 出版社 幸書房 出版年 2003
備考
 
準備学習(予習・復習)等の内容と分量  
【予習】 各実習の内容に関するキーワード(シラバスに掲載)や配布資料を参考に事前に概要を把握する(1時間程度)。
【復習】 各実習に課せられた課題について図書館などの専門図書を引用し、論理的および客観的思考に基づいて実習内容を総括し、課題などを作成する(1時間程度)。
 
成績評価の基準と方法  
各実習で課される課題(実験レポート、小テスト等)および実習に対する関心意欲について各実習の担当教員からの評点に基づき、各教員の担当回数に応じた加重平均などで評価する。
 
ルーブリック表などの参考画像  
 
履修にあたっての注意事項  
・各教員の担当ごとに実習場所が異なるので、事前に掲示などを確認すること。
・授業計画13〜15では、白衣を必ず持参すること。
 
在室時間(オフィスアワー)  
開講期中随時(事前にメールにて確認すること)
 
参照HP  
なし
 
研究室HP  
宮竹史仁 : https://www.obihiro.ac.jp/faculty-s/fumihito-miyatake
吉川琢也 : https://www.obihiro.ac.jp/faculty-s/takuya-yoshikawa
藤本 与 : https://www.obihiro.ac.jp/faculty-s/atsuru-fujimoto
 
備考  
本実習は農業環境工学ユニット 『農業機械分野』 および 『バイオマス分野』 への配属を希望する学生を対象としている。
 
実務経験と関連する授業内容  
宮竹 史仁:畜産草地研究所(農研機構)での家畜排せつ物の資源化に関する研究を担当していた経験を活かし、学生実習を展開する。
 
添付ファイル  
 
ページの先頭へ